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孫ひとり   daramadara.exblog.jp

古希も過ぎました日常をとりとめもなく


by esiko

叔父のその後

避難所にいるとはわかったものの、叔父一家のその後の様子が全くわかりませんでした。
テレビで何度も各地の避難所の様子が映るのですが、叔父の町の避難所は一度も出てきません。
いつもの新聞にプラスして河北新報もとっていますが、そこで探しても様子がわかりません。
夜になって従妹(叔父の娘)がら電話が来て、やはり今どうなっているのかとても心配していました。
娘にしてみれば、疲れた父親を自分の所に連れてきて休ませたいのです。
一度電話を切った後にもう一度従妹から電話が来て、お父さんから電話があったというのです。
「近くの農家の皆さんが食べ物を持ってきてくれてるので何も心配は要らない。そのうちに
行けるようになったら家にも行ってみたいし、避難所にいたほうが何かといいので、
このままいるから心配するな」という内容で、娘の所には行かないと言ったそうです。
その従妹からの電話を切ったあと、今度は母の実家から電話が来て、やはり叔父から連絡があったという内容でした。
「避難所の食事は最初は一日バナナ一本だったのが、今は2食出ている。俺はもう年だし何もしてないからこれでも大丈夫だ。
娘が来いと言ってくれてるが、まさか世話になるわけにはいかないからこのままここにいる。」
と言っていたそうです。
夫を亡くして子供と懸命に暮らしている娘に心配をかけまいと思う親心と、親を気遣う子供の心。
何しろ先の長いことですから、これは難しいことですよね。
私は従妹に、「うちだったら何回も泊まったことがあるし、なんたって姉の家なんだからいつでも
OKだよ」と言ってありますが、従妹は「有難うございます。でもこっちに連れてくるつもりです」と、
こちらの意思を受ける気持ちは無いようです。
そうなったら後方支援しかないわけですが、なんとか避難所の皆さんの環境が良いほうに向いてくれるよう、今は祈るばかりです。
by esiko1837 | 2011-03-19 20:18