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孫ひとり   daramadara.exblog.jp

古希も過ぎました日常をとりとめもなく


by esiko

あの時・・・・

誰でも長く生きて来ると、「あの時、もしもこうだったら」という事が何回か有ると思います。
私にとっての一番古い「あの時」の記憶は、小学校入学前の夏の出来事です。
母の実家は北上川のすぐ辺にあって、私たち兄弟が泊まりに行くと、夏は毎日北上川で水遊びをしていました。
あの頃は砂利取りの船が仕事をしていて、川底がいきなり深く段になっている場所が何箇所も有りました。
ベビーブームのあとですから、たくさんの子供たちが川で泳いだり遊んだりしていたのですが、ある時私は、段になった深みに突然はまって、頭がすっぽり入ってしまったのです。
そこで6歳の子なら普通は慌てて水を飲んで溺れてしまい、大事に至ると思うのです。
ですがなんと私は、「一歩進んでいきなり落ちたのだから回れ右して一歩戻れば助かる」と咄嗟に思い、そのとおりにして助かったのでした。
娘たちに、母親の6歳の時の賢さを、一体私は何百回自慢したことでしょう!!!
少し前までは、「その時にお母さんが死んでくれてたら、私は生まれなくても済んだのに」とか、「その時に賢さを使い切ってしまったのね、可哀相に」とかのお言葉が返って来ていましたが、最近では「生涯でそれしか自慢するものがないのか」の目で見られるようになってしまいました。
明日からはもう、自慢するのをやめたほうがいいでしょうね・・・・・・やっぱり。

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by esiko1837 | 2007-12-02 16:19