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孫ひとり   daramadara.exblog.jp

古希も過ぎました日常をとりとめもなく


by esiko

冬の庭で

今朝はグンと冷え込んだものの、日中は穏やかで暖かく、とても良いお天気でした。
年末から泊まりに来ている孫は、いつもは家の中で遊んでいるのですが、お天気に誘われて、庭で雪遊びをしていました。
ママは風邪で寝ていましたが、パパとおばちゃんに、雪でいろんなものを作ってもらって、初めての体験に大喜びでした。
この庭には、家をこの地に建てる時に父の希望から作った、大きな池がありました。
水道水でしたからその費用が大変で、夏などは青ゴケが繁茂すると何回も大掃除で水も取り替えましたので、月に三万以上もの水道代になっていました。
冬は冬で鯉を越冬させるために、ビニールハウスを組んで池の上を覆い、厳寒期にはパネルヒーターまで入れていましたから、その手間と電気代もかなりのものでした。
父が亡くなって一年後に、やはり池は埋めてしまおうということになって、鯉は知人に持っていってもらい、埋め立て工事をしてしまいました。
埋めてしまった池を見ていると、父が自分の部屋のコタツにすっぽり首まで埋まって、冬の庭を眺めていた光景が思い出されます。
父の目には雪をかぶったビニールハウスが見えていたわけですが、ひ孫が池だったその場所を走り回っている光景を見たら、なんと言うんでしょうか・・・。
俺の池を埋めてしまって!と怒るのでしょうか・・・・・・。
それとも、生前に見ることの無かったひ孫ですが、そのひ孫が走り回っている姿に目を細めてくれるのでしょうか・・・・・・。
来月の末で、父が亡くなってから丸四年になります。
父の愛したものが、ひとつずつひとつずつ姿を消していきます。
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by esiko1837 | 2008-01-03 20:32